人が来るほどキレイになる砂浜へ
「人が来れば汚れる」
世界中の観光地はこれを否定できません。
そして、川のごみも海のごみも
「拾っても拾ってもキリがない…(また汚れる)」とよく言われます。
でも!!
与論島を愛する人、「拾う手」がたくさんあればどうでしょうか?
海ごみが「いくら流れ着いてもキリがない!(またキレイになる)」
そんな状況を創ることは不可能ではありません。
そのために私たちは「拾い箱」の普及に取り組んでいます。
※「ゴミを捨てるための箱」ではなく、砂浜に流れ着いた「海ごみを拾うための箱」
与論島から「新しい当たり前」を創りたい
始まりは2014年4月1日。
きれいな海を守るため「まずは自分にできることから」と想い、帰郷した翌朝から1年365日ごみ拾いを続けました。
「君がやっても誰も集まらないよ」「そんなことして議員当選でも狙ってるのか?」
そんなことを言われたり、海ゴミを積んだ荷台に空き缶や弁当箱を投げ入れられたこともありました。
でも少しずつ協力者が集まり、与論町役場・環境課が回収・処分の協力体制を整えてくれました。
さらに観光客の方まで早朝のごみ拾いに参加してくれるようになりました。
一方、次第に地域内で「ごみ拾いの人」と呼ばれ始めたことに違和感を覚えました。
大事なことは「一人の100歩より100人の一歩」。
「特定の誰か」が島の景色を守るのではなく、「ごみがあったら自然と手が伸びる人・地域」を増やすこと、そして自分が死んだ後も美しい景色を守っていくこと。
そのために「拾い箱」=海ごみを拾う行動、習慣・文化を創ること。
※「拾い箱」は2017年与論町役場・商工観光課、環境課との協働により制作しました。
現在はこどもたちへの環境教育(小中学校「総合学習の時間」や高校「課題授業」)、島外での事例報告・大学でのゲスト講義、島外からの視察受け入れへと発展しています。
美しい自然を次の世代(未来)に
今後、そうした環境教育プログラムを拡げ、与論島の新しい可能性(環境先進地、環境教育的な価値)を生み出したい。
将来に向けた地域貢献、「観光(経済)と環境の両立」を図りたいと考えています。
海がきれいだから与論島に行く…だけではなく、「みんなで海を守ろうとしている島だから行く」という人・ファンを増やすこと。
環境保全に力を入れている地域だからこそ人が集まり、結果として経済も活性化する。
そうしたモデルをつくることで、自然環境の価値、日本全体の環境優先度を高めていきたいと考えています。
拾い箱をつくる際、「そんな箱を置いたら、不法投棄が増える」
そうした懸念や反対の声もありました。
それでも同じ想い、将来の島の姿に賭けてくれた方が与論町役場にいました。
その想いを形にしてくれた大工さんも。
前例がない。だからこそやる。
365日のゴミ拾いを通じて、「たった一人の行動からでも変えられること」を実感しました。
同時に「一人だけでは変えられないこと」の大きさも感じています。
これが「ただの箱」で終わるのか、「この景色を守る箱=拾い箱」になるのか…。
私たち/あなたたちにとって大切なこの場所を一緒に守りたい。
この地球の未来に懸けたい(賭けたい)。
美しい景色をこどもや孫に残していくために、どうか心強いサポートをお願いいたします。
島外からもサポートをお願いいたします!
①SNSでの「フォロー」や「シェア」をお願いします!
Instagram(インスタグラム)やTwitter(ツイッター)をお持ちの方は
♯拾い箱 ♯keep yoron での検索や投稿、シェアをぜひともお願いいたします。
②賛助会員(サポーター)を募集しています!
※賛助会員費はお一人1,000円をお願いいたします。
賛助会員費の使い道
●島外での普及・啓発にかかる旅費
●普及・啓発ツールの製本印刷費
●通信運搬費
●事務用品・修繕備品費
●シェアオフィス使用料
●人件費
〇拾い箱の修繕、周辺草刈り 〇普及・啓発ポスター・チラシ作り
〇会議・取材・イベント対応 〇資料作成、HP・ブログ更新
賛助会員になる → 会員費1,000円のお振込みをお願いいたします。
いただいた大切な資金を活かして「拾い箱」の普及に取組みます!
奄美大島信用金庫 与論支店(金融機関コード:1993)
普通口座 : 0308642
美ら島プロジェクト365(チュラシマプロジェクト365)
※お振込の際、お電話番号とお名前の入力をお願いいたします
※会員費の他、寄付をしていただける方もお電話番号とお名前の入力をお願いいたします
③「#買い物は投票」買って応援
「美ら島SHOP461」(下記のボタンをクリック)で「海を汚さない洗剤」や「サンゴに優しい日焼け止め」などの販売をしています。
「こんなものがあるんだー」と知っていただくだけでも嬉しいです。
「環境を守る」その仕事を創りたい
2018年、セブン-イレブン記念財団主催の「環境NPOリーダー海外研修」でドイツに行き、現地の環境政策や各種団体の取組み、経営について学びました。
そこで実感したのは自分たちの国は「環境後進国」であるということ…。
日本では環境保全活動=ボランティアとして認識されていることが多く、自分自身もそう思っていたし、実際に帰郷してからの4年間、そこに課題すら感じていませんでした。
しかし、「自然を守る」その価値は「お金」という社会的な対価と結び付けなければ、社会全体の流れは変わっていきません。
前述した「観光(経済)と環境の両立」、そして「持続可能な地域」を形にして、日本全体の環境優先度を高めていくこと。
キレイゴトや主観的な希望だけでは社会を変えていくことはできませんが、まずはこの「拾い箱」を通じて、次の一歩へと繋げていきます。